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00年8月20日
97年6月17日の久保さん(月刊レムナント)のカインの妻からの引用です。
引用文をそのままコピーして、「遺伝子のエラー」という、佐倉さんのHPの書 き込みについて質問します。
なぜなら、今日、近親結婚が禁止されているのは、遺伝子エラーの問題があるからです。子どもは両親から遺伝子を一つずつもらいますが、そのとき遺伝 子の片一方にエラーがあっても、もう一つが正常なら、そのエラーを補って正常な子どもが生まれます。 けれども、両親が近親の場合、遺伝子の同じ箇所にエラー(欠陥)がある確率が高くなります。そうなると障害者が生まれるので、近親結婚は好ましくないとされているのです。 しかし、人類の創始期においては、アダムとエバの遺伝子は完全でした。またその後もしばらくはそうであったので、遺伝子エラーの問題は全くありませんでした。 したがって当時は、近親結婚は何ら支障がなかったのです。また、カインがなしたのが?近親相姦?というような姦淫的行為ではなく、恋愛をもとに愛し合ってなした?近親結婚?であったならば、なおのこと道徳的にも全く問題はありませんでした。 しかし、人間に罪が入って以来、世代を重ねてしばらくたつと、遺伝子エラーの問題は次第に大きくなってきました。そのため、近親結婚はモーセの律法の中で禁止され(レビ一八・六〜一八)、また今日の多くの国々の法律でも禁止されているのです。
わたしは、月刊レムナントも、知りませんが 聖書の矛盾よりも、こういった書き込みに反応してしまいました。
これは、クリスチャンの聖書研究家が書いたようですが、なんだか腑に落ちませ ん。
戦前の優生保護法の事を言っておられるんだと思います。 障害者をエラー、そうでない人を正常と言って良いのでしょうか?
障害者は子供をつくってはいけないと言う思想に近いと思いませんか? もしこの文章を多分聖書の正当性を主張されるために、書いていた方は 一筆、その趣旨あるいは本心を説明して欲しいと思います。
非難するつもりはありません。一応説明して下されば嬉しいです。 これが、一般的なクリスチャンの考えだと思われるのはいやです。
00年9月2日
レムナントの久保さんからのカインの妻に関する部分は、わたしの意見とは無関係なものですので、わたしは 無視したのですが、今、読み返してみると、ほんとにこれもおかしいな、と思います。yo-yoさんの取り上げられた問題はもとより、神様でもあるまいし、
人類の創始期においては、アダムとエバの遺伝子は完全でした。またその後もしばらくはそうであったので、遺伝子エラーの問題は全くありませんでした。などと断言して何の羞恥心もない感覚などは、九十歳の老婆が寝取られるというおかしな聖書物語(「妻を妹と偽る物語の混乱」)を正当化するために、「現代と古代とでは地球環境も天と地ほどの差があり、太陽光線の加減、大気温度、食環境等もまるで違っています(「Satoshi & Naomiさんより 98年10月14日」)といったひどい言い訳で繕うことができるとする感覚と同種類のものです。
こういう現象は、「聖書は神の言葉であって、いかなる誤謬もない」というドグマを信じてしまうことから生まれる必然的結末のひとつでしょう。
おたより、ありがとうございました。