善悪を知る木はリンゴとよく言われていますが、これはミルトンの失楽園の中で使われた言葉ですね．聖書にはリンゴだとは書いてありません．聖書の辞書にはエデンの園といわれたメソポタミアにはリンゴは育たなかったのではないか、アプリコットつまりあんずではなかったか、書かれています．先日私はシチリアのパレルモにあるモンレアーレ大聖堂にいってきました。そこにはモザイクで造られた創世記の絵が壁に描かれていました．帰りにその絵の本を買ってきたのですが、それを見て善悪を知る木はいちじくの実ではないかと感じました。なぜならアダムとイブはいちじくの葉で身体を隠したのですから．皆さんのご意見をお待ちしています。

箕田　兵衛
minoda hyoe@muh.biglobe.ne.jp

なにを隠そう、わたしはいちじくが大好きです。（＾＾）

「とって食べるな。食べると食べたその日のうちに、おまえは死ぬであろう」と神が命令した、そのいちじくを、わたしはよく食べますが、まだ生きています。そういえば、アダムもエヴァも「その日のうちに」死ぬことはなく（神はうそつき？）、アダムなど、九百年以上も生きた、と書いてあります。

神が禁止し、アダムとエヴァがそれから取って食べたという木は、聖書がちゃんと「善悪を知る木」と書いているのだから、リンゴの木でもいちじくの木でもアプリコットの木でもなく、「善悪を知る木」でよいのではないでしょうか。

おたより、ありがとうございました。

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