初めまして。始めてHPをよまさせて頂きました。 私は、幸福の科学の会員です。

(と言っても、今は、ちょっとワケあって会には出ていませんけれども。)

ひとつ疑問があるので、単刀直入にお聞きしたいと思います。 今、ここで皆さんが悪く言うように、幸福の科学は変わってしまったのでしょうか? 他の宗教のように、お金目当てになってしまったんでしょうか??? もし、そうなったんであれば、大川主宰は、どう感じておられるのでしょうか? 私は、つい最近海外から帰ってきたものです。帰ってきて、ようやく東京の某支部で 正会員になるための式を挙げさせてもらいました。 それは感動の嵐でした。

しかし・… その感動を打ち砕くことが続いたのです。 お布施の要求(?)や、書籍の買い付け(?)等。 なにも、そこですぐにしなくても…と思ったりしました。 後、「〜を買えば、格が上がる…」とか これだけ払えば、こうなる…とかの言葉が、会員の方の口から出たことには 大変驚いたのです。

純粋に、大川先生の言葉を信じ、心の糧としてきた私には、とてもショックでした。 いまでも、大川先生には感謝しています。しかし、なにかが違う「幸福の科学」には 疑問を抱かずにはいられないのです…。 いつだったか先生は「偉大なる神に感謝し…」といっていたはず。 それなのに、なぜ先生の写真に拝むことに?

私は、先生が始めのころに言っていたことと、「幸福の科学」がやっていることが 逆行しているように思えてなら無いのです…。 どうか、私の疑問にお答えください。

それでは。

AZU



ここには二つの疑問が取り上げられていると思います。

ひとつは、幸福の科学は金儲け主義へ陥ってしまったのではないか、という疑問。もう一つは、神への信仰ではなく、教祖信仰へ陥ってしまっているのではないか、という疑問です。

(1)幸福の科学は金儲け主義?

幸福の科学の金儲け主義は、大川さんの考えに逆らって行われているのでしょうか。むしろ、大川さんご自身の考えを反映しているのではないでしょうか。

宗教的な人というのは、ともすれば、すべてを心の問題として考える傾向があります。もちろん、心の問題について考えない人に対しては、物事を心の問題として解決することをすすめる必要があるのですが、何でも心の問題にする人にとっては、三次元的な部分がネックになっている場合が以外と多いのです。・・・たとえば、主婦の場合、「主人は性格が悪い」「主人はよく小言を言うので嫌いだ」など、ご主人の性格や言動をいつも批判するけれども、よく考えてみると、ご主人の月給袋が薄いのがほんとうの原因であるということがよくあるのです。

(大川隆法、「成功への限界突破」、『幸福の科学』、1997年10月号、9〜10頁)

それで、大川さんはこう言われます。

収入が十倍になれば、悩みの八割は消える

(大川隆法、『常勝思考』第一部10節)

と。

奥さんの大川きょう子さんも次のように言われています。

私たちはアムステルダムの港に行ってみました。そこでは、外洋に出ていくための、非常に大きな観光船が造られていましたが、その船に祀られていた守護神は、なんとヘルメスでした。実は、アムステルダムの守護神はヘルメスなのです。オランダという、キリスト教のプロテスタントの国で、ギリシャ神話の神であるヘルメスを堂々と祀っているのは、ヘルメスが商業と貿易の神だからです。

このようにヘルメスが祀られているのを見て、「十七世紀のオランダの繁栄は、東洋との貿易による繁栄だったのだから、プロテスタントの繁栄ではなく、実はヘルメスの繁栄だったのだ」と思いました。・・・また、そのヘルメス像は、片方の手に、ヘルメスの象徴である「ケリューケイオンの杖」を持ち、もう片方の手には、金貨がたくさん入った財布を持っていました。財布と杖を持った商業の神 -- これがアムステルダムでみたヘルメス像の姿です。

不思議なもので、執着を去ることを説き、乞食の生活をした方である仏陀の魂の兄弟に、ヘルメスという繁栄・発展の神がいるのです。このようにして、魂はバランスをとっているのです。幸福の科学においても、この二つが微妙なバランスであらわれてきています。

・・・イギリス人は自国を繁栄させるために、オランダを一生懸命に研究し、「オランダが金持ちなのは、商人が多いからだ。商業立国にすると、金持ちになるらしい」ということに気がつきました。そこで、イギリスは商業を非常に重視するようになりました。それが功を奏し、繁栄がオランダからイギリスのほうに移っていったのです。まさに「商業のあるところにヘルメスあり」という感じですが、ヘルメスの繁栄は、オランダからイギリスへ、そして[幸福の科学の設立前に、総裁先生が商社マンをされていた]ニューヨークへと流れていきます。

私は、「幸福の科学の設立前に、総裁先生が商社マンをされていたのは、偶然ではなく魂の必然だったのだ」と思いました。ヘルメスを魂の兄弟に持つ総裁先生は、眠っていたヘルメスの血を目覚めさせるために、商社マンという職業を選ばれたのでしょう。

(大川きょう子、「ヘルメスの繁栄が生んだオランダの黄金時代」、『幸福の科学』、1997年12月号、19〜23頁)

ですから、「総本山の最高の光の磁場の中で、主エル・カンターレより天上界の光をストレートにいただける『未来館限定の祈願』」として、「健康回復祈願」や「悪霊成仏祈願」などに加えて、「経済的成功のための祈り」が、宗教商品として宣伝されているのも、決して偶然ではありません。

天上界には、無限の富みと豊かさのエネルギーが満ちあふれています。ヘルメス神、直々の御指導でその富みの源泉があなたにも降り注ぎ、地上での経済的成功と富みの増大をもたらします。

(「未来館限定!奇跡を呼ぶ「祈願」の数々」、『幸福の科学』、1997年10月号、39頁)

それは、大川さんの考えに逆らってうまれたものではなく、大川さんご自身の、したがって、幸福の科学の中心的な教えから、生まれたものであると考えられます。このような考えは、大川さんご自身の説明によれば、

仏陀の反省型の考えと、ヘルメスの積極型考えの両方を融合した素晴らしい考え方であり、幸福の科学の悟りの中心的なものの一つなのです。

(大川隆法、「人生に勝利するために」、『幸福の科学』、1997年12月号、15頁)

ということなのです。


(2)幸福の科学は教祖信仰へ陥ってしまっている?

これはもう疑うことができません。幸福の科学における大川さんの立場は、ただ、信者から尊敬されるという立場ではなく、人類は彼に従うことによって救われる、ということなのですから。

大川隆法総裁先生は地球をおつくりになったかたです。

ある幸福の科学の信者

大川さんは神としてあがめられているのです。