神は言われた、「地は草を、種を結ぶ草木を、種が中にある果実をその種類にしたがって産する果実の木を、地の上に生え出させるように。」するとそのようになった。(創1:11;新世)新世界訳で見る限り、この聖句は地質学・生命学と矛盾しません。なぜなら、植物が「地の上に生え出る」ように書かれているからです。それ以前は海に生えていたのでしょう。
神は言われた、「水は生きた魂の群れを群がり出させ、飛ぶ生き物が地の上を、天の大空の表を飛ぶように」。そうして神は大きな海の巨獣と動き回るあらゆる生きた魂、すなわち水がその種類にしたがって群がり出させるもの、また翼のあるあらゆる飛ぶ生き物をその種類にしたがって創造してゆかれた。そして、神はそれをよいとご覧になった。(創1:20、21;新世)この聖句も同様です。「水は生きた魂の群れを群がり出させ」とあるので、以前は水の中(海)にいたと思われます。三葉虫などの存在を否定しているのではありません。
わたしの指摘を誤解されているのだと思います。
この聖句[創1:11]は地質学・生命学と矛盾しません。・・・この聖句[創1:20、21]も同様です。わたしの指摘は、聖書における植物創造の記述や動物創造の記述が、どちらも、現代の科学と矛盾している、というようなものではありません。そうではなく、わたしの指摘は、現代の科学によれば、植物にしろ、動物にしろ、生物が地上に現れるようになるのは、生物が水中に現れるようになるより、ずっと後のこととしているのに、聖書によれば、水中に生物が出現する(第四日)より前に、地上に生物が出現する(第三日)ようになっている、という事実です。
先 | 後 | |
聖書の創世記 | 地上に生物が現れる | 水中に生物が現れる |
現代地質学・生物科学 | 水中に生物が現れる | 地上に生物が現れる |