わたしは以前、とある宗教団体にて聖書を勉強していた者です。その団体の信者たちによる聖書の解釈に疑問を感じられずにはいられなかったのですが、自分の読解能力の無さもあったために決定的な反論ができずにいました。そのため、心のどこかで「やはり聖書は神の霊感を受けたものなのだろうか」ということを完全には否定できずにいたと思います。

「聖書第一」の信念を持っているわりには、ところどころで都合の良い解釈・推測が飛び出してくるのには正直言って我慢ができませんでした。今はもうその団体には属していませんが、もっとはやくこのHPを見ていればよかったと思っています。このHPの内容が本となって出版されることを望みます。


もともとこれはわたし自身の個人的な研究(それらのほとんどは現代の聖書学では常識となっている)でしたが、お役に立てて光栄です。「聖書は神の言葉である」というような主張があるとき、「そうではない」という別の見方もあることを知っていただくことはよいことだろうと思います。