(このお便りは前回からの続きです)

佐倉さん、こんばんは。takapです。

引き続き、以下への反論です。

--- 第三章 ブッダの主張 ---

人間の知識や経験の届かない、形而上学的問題に関しては、ブッダは「わたしが説かな]いことは説かないと了解せよ」と沈黙をもって応えましたが、人間の知識や経験の届く範囲に関して、とくに人間存在については、ブッダは「わたしが説くことは説くと了解せよ」と言って、いくつかの重要な主張を残しました。アートマンについても、死後においても生残るなどという形而上学的空想問題としては沈黙を保ちましたが、経験や知覚の世界の問題としてはアートマンに関して明確に無我の主張をしました。

それは違います。アートマンについては形而上学的には沈黙を守ったかもしれませんが、「我がアートマンにあらず」と執着を去ることを教え、また、倫理的道徳的には真実のアートマンを追求することを教えました。

また、因果応報についても次のような経典があります。

「見たこと」 イティヴッタカ70 (「ブッダの詩