佐倉哲エッセイ集

キリスト教・聖書に関する

来訪者の声

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  ホー  キリスト  聖書の間違い  来訪者の声 

有本さんより

00年7月31日

生存年代

いつも御世話様です、「イエスはどんな人」の有本です。

私も力及ばずながら、創世記に興味を持ちまして、いろいろと研究していまして、つまらない成果物ですが、アダムに始まるユダヤの古人達の生存年代を表にまとめましたので、PRさせてもらえれば幸いです。

http://www.mars.dti.ne.jp/‾fenot/jesus/cr_adam.html

創世記(5/1−16/16)に誰が何歳の時に誰を産んで何歳まで生きたと言う言葉をそのまま電卓で足して言っただけのことですが後で解った事ですが、どうやらユダヤ暦と言うのも似たような作業から編み出した暦の様で、今年はユダヤ暦5760年だそうです。ちなみにノアの箱船の大洪水はユダヤ暦1656年の事件で、アブラハムが神と割礼の契約をしたのは、2045年です。この表をみて驚いたことは、アブラハムが生まれたとき、ノアからテラに至る10代の祖父達が生きていた事になります。さらに頭を痛めたのは、アブラハムが死んだ2121年は、まだセム・シェラ・エベルの先祖様達が存命であることです。

提案と言っても大袈裟ですが、創世記上(モーセ五書を含むかもしれませんが)のいろいろな事件や起こった事が、このユダヤ暦を一つの年代の物差しにしていくと、少なくとも聖書の上では何百年単位の曖昧さはなくなります。たとえば、アブラハムがエジプトのファラオに謁見したのは、2050(BC1710)年頃だろうとか、そうするとノアの大洪水のたった400年後に、古代エジプトの属国になっていたことやら、そうするとノアの大洪水でノア一族以外の全ての人類が滅んだと言う物語が全くつじつまがあわなくなりなります。

創世記が幾つかの伝承を繋ぎ合わせて編纂された物であることは歴史古書として聖書を研究している物にとっては、常識事ですが繋ぎ合わせる時に、十分な年代計算をしなかった事が解ります。





作者より有本さんへ

00年8月19日

とても、わかりやすい表で、眺めていると楽しいですね。

人類の始祖アダムさんはノアさんのお父さん(レメク)と同時代にまだちゃんと生きていたのですね。大洪水以前からの生き残りの一人であるノアさんは、アブラハムさんと同時代にまだちゃんと生きていたのですね。さらに、有本さんが注目されているように、ノアと一緒に大洪水以前からの生き残りの一人であるノアさんの息子セムさんは、驚くべきことに、アブラハムとも、イサクとも、ヤコブとも、同時代人としてまだちゃんと生きていたのですね。そんな人物のことが、アブラハム、イサク、ヤコブの物語にまったく出てこないのは、ご指摘通り、まったく不可解なことですね。

この表からは、まだまだ、いろいろなことが学べそうです。


とてもおもしろい情報、ありがとうございました。


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