はじめまして、最近このホームページを見つけ過去の読者の声を読ましていただきました。私も聖書の間違い或いは、疑問に思うところが何カ所か在りましたのでいつか投稿したいと思っておりました。

まず一つ目は、テモテ3章8節にある、ヤンネとヤンブレは旧約聖書には出てきませんが、誰のことを言っているのでしょうか?

二つ目 創世記2章24節それで人はその父と母を離れて結びあい、一体となるのである。この父と母とは誰のことでしょうか

三つ目 ヨハネ黙示録7章5〜8 旧約聖書に書いてある12部族の数え方の違い ヨセフの子はマナセとエフライムですがエフライムが抜けヨセフが入っています。またダンが抜けております。

誰かこれらについて解説をお願いします。

絹田基活


(1)ヤンネとヤンブレ

ヤンネとヤンブレは旧約聖書には出てきませんが、誰のことを言っているのでしょうか?
ヤンネとヤンブレは聖書外の書(ユダヤ教とキリスト教両方の文献)にはかなりよく出る人物で、ファラオの宮廷にいて(モーセやアロンとやり合った)魔術師として解釈されているようです。


(2)アダムとエバの父と母

この父と母とは誰のことでしょうか
これはとてもおもしろい指摘です。気がつきませんでした。確かに、アダムとエバには父や母はいません。編集者が、あまり深く考えないまま、創造神話に教訓話をくっつけた結果なのかもしれません。


(3)12部族の数え方の違い

旧約聖書に書いてある12部族の数え方の違い
確かにそうです。この種の矛盾や食い違いは聖書には実に沢山あります。hirokuroさんの指摘にもありますように、 マタイとルカのイエスの系図の違い、マタイとルカでは主の祈りの違い、マタイとルカでは荒野の誘惑の順序の違い、出エジプト記と申命記の十戒の言葉の違いなどです。数えきれません。